電車に乗ると色んな方に出くわします。
水曜、歯医者だったので恵比寿行きでした。
帰りの電車の中。
空いていたのですが、ほぼ向かいに座っている女性がいきなり怒鳴り始めました。
「聞こえませーーーん」
「もう一度初めからお願いしまーーーす」
「だから騒音がうるさくて全然聞こえないんでーーーす」
電車のアナウンスが聞こえないと騒いでいるようです。
ま、自分はよくある良くない対応。
シカとです。
中の一人の若い男性はその方の耳元で
「うるさいのはお前だ」
くらいの事を言ったのでしょうね。
さらに騒ぎ始めました。
そして、別の若い男性がその方の隣に座りました。
「ちゃんと駅員に言った方が良いですよ」
くらいの言葉から始まった気がします。
女性は、
「みんな知らん顔して迷惑な叔母さんが騒いでいるとしか思っていない」
「でもね、分んないの私」
目も良く見えないし耳も良く聞こえないと訴えています。
その若い男性、ニコニコしながら聞いています。
そして、説明をし始めました。
乗り換えがどうとか。
次第に女性は(相変わらず声は大きいですが)落ち着き始めました。
その男性は次の駅で降りていきましたが、女性の独り言は続きます。
「あんないい人が将来社長になるのよね」
などなど。
ま、何をいいたいかと言うと
自分の様に見てみぬふりがほとんどの中、ちゃんと話を聞いて落ち着かせてくれる若者がいる事に驚いた。
若い人は・・・などなど言うけれど決して若いからダメなわけじゃない。
失敗や挫折などあって、自暴自棄になる事もあるかも知れない。
そういうのを乗り越えてみんな成長して欲しいなと。
ちょっと感動した出来事でした。